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mardi 26 juillet 2011

メグレとベンチの男

アガサ・クリスティやドイルなど、イギリスの推理小説にはなじみがあったのでかなり愛着がありますが、フランスの刑事物はいまいち…
ところがメグレのTVドラマシリーズ(日本語吹替版)を見てから、がらりと考えが変わりました。

面白い!

(イギリスとは違う)フランスの雰囲気や日常生活などが、映像だと解り易かったのでしょう。そういうことだったのかと目からうろこでした。今まで(日本語で)読んでぴんと来なかったものも、改めて読んでみるとどれもとても面白く感じます。

というわけでアマゾンで「メグレとベンチの男」(仏語版)を購入して早速読んでみました。これは数あるメグレ警視の話の中でも私が最も好きなもののうちの一つで、奥さんが怖くて自分の失業の事を言い出せず、毎日弁当を持って出勤する気弱な男の事件の話です。辞書を引きつつ読んだのですが、やった!読めてるぞ、という感じで嬉しかったです。調子にのって「サン・フィアクル殺人事件」(仏語版)も買いましたが、これはドラマと全然話が違うんですね… 宗教用語満載でかなり厳しかったです。
「祈祷台」とか「教会の香部屋」とか、辞書に載ってはいてもイメージが湧きません。やはり文化的なことが一番難しいです。「…そして階井の方を振り返って」って、それは階段の踊り場のこと?

次は「児童聖歌隊員の証言」もしくは「マダム・カトルと子供達」を読んでみたいのですが、これはどうすれば入手できるのでしょうか。うーん。
 
 

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