今、「フランスの子ども絵本史」(大阪大学出版会)という本を読んでいます。フランスにおける子ども向けの本のはじまりから現代の絵本黄金期まで、様々な時代の数多くの資料の収められた素晴らしい本です。その中で、‘Les bons amis’(Paul François/Gerda Muller)という絵本が紹介されていました。
寒い雪の夜にうさぎが見つけたにんじんを友達のところに持っていってあげるけれども、それがめぐりめぐって自分の所にまた戻って来てしまうというお話です。
私が小さい頃読んだものはにんじんの代わりにカブになっていましたが、たぶん同じ話だと思います。懐かしいなあ。